幸せに生きるためのがんとの向き合い方 [s240510]
幸せに生きるためのがんとの向き合い方
[s240510]
販売価格: 1,760円(税込)
商品詳細
三浦直樹(著)2024/5/10(発売)
本書は2017年に上梓した『新次元の「ガンの学校」』の改訂版です。
知識的な部分は踏襲しながらも、「学校」の枠を超えて、さらに分かりやすく楽しく、大胆にリニューアルしました。
いまや非常に身近な病気である「がん」との向き合い方を通じて、あなたが幸せに生きるために、本書をご活用いただければ幸いです。
三浦 直樹
▼はじめに
「画像検査をしたら、がんが見えなくなって消えていたんです!」
ちょっと信じられないかもしれませんが、数日前にいただいた嬉しいご報告です。
西洋医学的には、がんは治らない病気ということになっているので、医学的には「一時的寛解」ということになります。
このように、大きな病院で主治医から「絶対に治らない」と告げられたがんが、消えてなくなってしまうことは、当院では決して珍しいことではありません。また、消えてなくなることはなくても、余命宣告を受けるほどの末期がんの方が、お元気で長期間過ごされているというケースも多くあります。
やがて、そんな噂を口コミで聞かれた患者さんが西は奄美大島、東は札幌と日本全国から、大阪にある当院を訪ねてこられるようになりました。今ではインターネットによる診療も受け付けているので、海外からの問い合わせもあるほどです。
そして当院に来られると、もちろんすべての患者さんというわけではありませんが、がんが消えていく方が続々と出てくるのです。
皆さん、はじめまして!
私は大阪市内で統合医療を行う「みうらクリニック」を運営している三浦直樹と申します。2009年に開業した当院は、特にがん専門というわけではなく、医師は私一人、看護師は二人というごく小さなクリニックなのですが、現在では毎月150名以上のがん患者の方が来院されるようになっています。
そして、講演やセミナー、それからSNSやYouTubeなどでこのようなお話をさせていただくと、決まって多くの方から「信じられません! 先生のクリニックでは、一体どんな治療をされているのですか?」というご質問をいただくのです。
そこで、限られた時間の中ではご説明しきれない、当院で採用させていただいている治療法や、その根本にある私の医療に対する考え方、取り組みについて、一度腰を据えてじっくりとお伝えしていきたいと思いペンを執ることにしました。
今、医療の分野は大きな分岐点を迎えようとしています。
現在の医療の中心となっている西洋医学は、体を一つの機械として捉え、臓器をそのパーツの一つ(部品)として捉える医療観をもって発展してきました。そして、医療技術の目覚ましい進歩によって、その部品をさらに分子レベルまで細かく分解し、データの収集や分析を行ってきたのです。
たしかにこの西洋医学は、一定のレベルまでは非常に効果を上げ、細菌感染症や急性の病気等には大変有効です。
でも、これからお話ししていく「がん」をはじめ、リウマチ性関節炎などの自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、心の問題からくる精神疾患、高血圧・糖尿病などの生活習慣病といった慢性疾患に対しては、痛みや症状のみを一時的に抑える「対症療法」は行うものの、根本的な治癒を目指しているとはとても言えない治療が行われていることも多く、決して万能とは言えません。
これに対して、最近注目されてきている東洋医学や自然療法は、体は一つの有機体であり、臓器は単なるパーツではなく、それぞれに影響を与え合いながら機能するものとして捉えます。しかも物理的な臓器の働きにおいても心や感情、さらには目に見えない量子力学的な影響や、スピリチュアルな要素の影響もあると考えるのです。
本書でお伝えしていく統合医療とは、これまでの西洋医学に加えて、最先端の点滴療法や自然療法、心理療法、運動療法、伝統療法、スピリチュアルケアなどの良いところを組み合わせて行うものです。
すなわち、統合医療によるがん治療の現場は、決して西洋医学を否定するものではなく、いわば「良いとこ取りの総力戦」なのです。
一口にがん患者といっても、その状況は千差万別です。当然、治療法には好みや相性があるため、私としては、より多くの有用な治療法を学び、取り入れ、その中からそれぞれの患者さんにぴったり合うものをご紹介できるよう努めています。
ただ、ここで最も重要なことは、がんを含むすべての病気に共通して言えることなのですが、治すのは医師である私ではなく、あくまでも患者さんご自身だということです。
特に統合医療においては、病院で受ける治療と併せて、家庭でできるセルフケアを行っていただくことで、治療の効果が飛躍的に高まります。
「自分の病気は自分で治す」「治療法は責任を持って自分で決める」「自分の人生は自分で切り開いていく」という決意と共に、日々自分自身で学び、セルフケアを行っていただくことが必要不可欠となるのです。
人間には、心身全体が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力や機能である自然治癒力が備わっています。
そして、少し子供っぽい表現かもしれませんが、人には必ず自分自身の自然治癒力を発動させる「自然治癒力発動ボタン」というものがあるのです。
患者さんを診させていただいていると、「この方の自然治癒力を発動させるポイントはおそらくここだな」ということは分かります。でも、私にできるのはそれをお伝えするところまでで、発動させるボタンを押せるのは患者さんご自身だけです。
私や他人が無理やり押しても、残念ながらこの自然治癒力のシステムはうまく働きません。もし一時的に良くなることがあったとしても、根本的に病気と向き合うことができていなければ、また再発してしまうこともあるのです。
読者の皆さまには病気の有無にかかわらず、本書をきっかけに、病気やご自身の生き方としっかり向き合い、ご自身で「自然治癒力発動ボタン」を押せるような生き方へとシフトしていただければと思います。
もしかすると、見たことも聞いたこともないような摩訶不思議な治療法や考え方に触れて、「怪しい」と感じたり、効果があるとはとても思えないという方もいらっしゃるかもしれません。
前述のとおり、治療法には一人ひとりの個性によって好みや相性がありますから、そんな時にはその部分は読み飛ばしていただいてもまったく問題ありません。
ただ、ぜひお願いしたいのは、これまでの常識に囚われることなく、あくまでもご自身の直感を判断基準にしていただきたいということです。
人生の目的は「幸せになること」です。
がんであってもなくても、私たちは誰もが、幸せになるために生きています。
そして、がんであったとしても、幸せになるためにできることはたくさんありますし、幸せに生きることもできます。
本書で最もお伝えしたいのは、幸せに生きるためのがんとの向き合い方なのです。
今まさにがんと向き合っている方、そのご家族関係者の皆さまはもちろん、手に取ってくださったすべての皆さまにとって、本書での学びが病気に対する新たな捉え方や、本質的な生命観を得る、何よりも幸せに生きるための一助ともなれば、これほど幸せなことはありません。
三浦 直樹
▼もくじ
はじめに
第1章 がんをめぐる背景
・日本は世界一の「がん大国」
・がんの正体とは?
・現代医学でのがんへの対応
ちょっと脱線 その1 Dr.三浦の風変わりな子供時代
・がんは症状も治療も「百人百様」
・三大療法その? 抗がん剤
・三大療法その(2) 手術
・三大療法その(3) 放射線療法
・西洋医学的ながん治療の捉え方
ちょっと脱線 その2 Dr.三浦、クリニックを開業する
第2章 がんとの付き合い方 心と病の関係を知る
・心理的ながんとの付き合い方
・がんを告知されてからの心の動き
・ストレスと自律神経の関係
・脳の仕組みを知る
・ストレスはどこからやってくるのか?
・ストレスへの具体的な対処法
ちょっと脱線 その3 命の重みを感じる
第3章 がんとの付き合い方 生活習慣の改善
・健康法の基本
・良質な食事をとる
ちょっと脱線 その4 Dr.三浦がサプリメントに詳しい理由
・腸内環境を整える
・食事療法―食べることを控えたほうがよいもの
・食事療法―心がけること
ちょっと脱線 その5 Dr.三浦の食事療法との出逢い
・血液・リンパ液などの循環を良くする
・排泄を意識する
第4章 幸せに生きるためにがんと向き合う
・そもそもがんは敵なのか?
・幸せに生きるためにがんと向き合う
ちょっと脱線 その6 Dr.三浦が病気を問題だと思わなくなった理由
・どうして病気を治したいのか?
・私たちは幸せに生きるために生まれた
・「病気」があっても「病人」にならない
ちょっと脱線 その7 Dr.三浦、先住民族から祈りの医療を学ぶ
・大切な命をあきらめないことの大切さ
・がん・サバイバー杉浦貴之さんからの学び
・予祝思考を取り入れる
ちょっと脱線 その8 Dr.三浦、実は余命宣告中です
第5章 みうらクリニックの診察・治療法
・みうらクリニックの診察法
ちょっと脱線 その9 「良いとこ取りの総力戦」がDr.三浦のやり方
・みうらクリニックの治療法
最後の脱線 花音ちゃんの魂に恥じない生き方を
・みうらクリニックの壮大な夢
あとがき
▼まなひくらぶ 2024年4月・5月の選定書籍
https://community.camp-fire.jp/projects/view/550491
本書は2017年に上梓した『新次元の「ガンの学校」』の改訂版です。
知識的な部分は踏襲しながらも、「学校」の枠を超えて、さらに分かりやすく楽しく、大胆にリニューアルしました。
いまや非常に身近な病気である「がん」との向き合い方を通じて、あなたが幸せに生きるために、本書をご活用いただければ幸いです。
三浦 直樹
▼はじめに
「画像検査をしたら、がんが見えなくなって消えていたんです!」
ちょっと信じられないかもしれませんが、数日前にいただいた嬉しいご報告です。
西洋医学的には、がんは治らない病気ということになっているので、医学的には「一時的寛解」ということになります。
このように、大きな病院で主治医から「絶対に治らない」と告げられたがんが、消えてなくなってしまうことは、当院では決して珍しいことではありません。また、消えてなくなることはなくても、余命宣告を受けるほどの末期がんの方が、お元気で長期間過ごされているというケースも多くあります。
やがて、そんな噂を口コミで聞かれた患者さんが西は奄美大島、東は札幌と日本全国から、大阪にある当院を訪ねてこられるようになりました。今ではインターネットによる診療も受け付けているので、海外からの問い合わせもあるほどです。
そして当院に来られると、もちろんすべての患者さんというわけではありませんが、がんが消えていく方が続々と出てくるのです。
皆さん、はじめまして!
私は大阪市内で統合医療を行う「みうらクリニック」を運営している三浦直樹と申します。2009年に開業した当院は、特にがん専門というわけではなく、医師は私一人、看護師は二人というごく小さなクリニックなのですが、現在では毎月150名以上のがん患者の方が来院されるようになっています。
そして、講演やセミナー、それからSNSやYouTubeなどでこのようなお話をさせていただくと、決まって多くの方から「信じられません! 先生のクリニックでは、一体どんな治療をされているのですか?」というご質問をいただくのです。
そこで、限られた時間の中ではご説明しきれない、当院で採用させていただいている治療法や、その根本にある私の医療に対する考え方、取り組みについて、一度腰を据えてじっくりとお伝えしていきたいと思いペンを執ることにしました。
今、医療の分野は大きな分岐点を迎えようとしています。
現在の医療の中心となっている西洋医学は、体を一つの機械として捉え、臓器をそのパーツの一つ(部品)として捉える医療観をもって発展してきました。そして、医療技術の目覚ましい進歩によって、その部品をさらに分子レベルまで細かく分解し、データの収集や分析を行ってきたのです。
たしかにこの西洋医学は、一定のレベルまでは非常に効果を上げ、細菌感染症や急性の病気等には大変有効です。
でも、これからお話ししていく「がん」をはじめ、リウマチ性関節炎などの自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、心の問題からくる精神疾患、高血圧・糖尿病などの生活習慣病といった慢性疾患に対しては、痛みや症状のみを一時的に抑える「対症療法」は行うものの、根本的な治癒を目指しているとはとても言えない治療が行われていることも多く、決して万能とは言えません。
これに対して、最近注目されてきている東洋医学や自然療法は、体は一つの有機体であり、臓器は単なるパーツではなく、それぞれに影響を与え合いながら機能するものとして捉えます。しかも物理的な臓器の働きにおいても心や感情、さらには目に見えない量子力学的な影響や、スピリチュアルな要素の影響もあると考えるのです。
本書でお伝えしていく統合医療とは、これまでの西洋医学に加えて、最先端の点滴療法や自然療法、心理療法、運動療法、伝統療法、スピリチュアルケアなどの良いところを組み合わせて行うものです。
すなわち、統合医療によるがん治療の現場は、決して西洋医学を否定するものではなく、いわば「良いとこ取りの総力戦」なのです。
一口にがん患者といっても、その状況は千差万別です。当然、治療法には好みや相性があるため、私としては、より多くの有用な治療法を学び、取り入れ、その中からそれぞれの患者さんにぴったり合うものをご紹介できるよう努めています。
ただ、ここで最も重要なことは、がんを含むすべての病気に共通して言えることなのですが、治すのは医師である私ではなく、あくまでも患者さんご自身だということです。
特に統合医療においては、病院で受ける治療と併せて、家庭でできるセルフケアを行っていただくことで、治療の効果が飛躍的に高まります。
「自分の病気は自分で治す」「治療法は責任を持って自分で決める」「自分の人生は自分で切り開いていく」という決意と共に、日々自分自身で学び、セルフケアを行っていただくことが必要不可欠となるのです。
人間には、心身全体が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力や機能である自然治癒力が備わっています。
そして、少し子供っぽい表現かもしれませんが、人には必ず自分自身の自然治癒力を発動させる「自然治癒力発動ボタン」というものがあるのです。
患者さんを診させていただいていると、「この方の自然治癒力を発動させるポイントはおそらくここだな」ということは分かります。でも、私にできるのはそれをお伝えするところまでで、発動させるボタンを押せるのは患者さんご自身だけです。
私や他人が無理やり押しても、残念ながらこの自然治癒力のシステムはうまく働きません。もし一時的に良くなることがあったとしても、根本的に病気と向き合うことができていなければ、また再発してしまうこともあるのです。
読者の皆さまには病気の有無にかかわらず、本書をきっかけに、病気やご自身の生き方としっかり向き合い、ご自身で「自然治癒力発動ボタン」を押せるような生き方へとシフトしていただければと思います。
もしかすると、見たことも聞いたこともないような摩訶不思議な治療法や考え方に触れて、「怪しい」と感じたり、効果があるとはとても思えないという方もいらっしゃるかもしれません。
前述のとおり、治療法には一人ひとりの個性によって好みや相性がありますから、そんな時にはその部分は読み飛ばしていただいてもまったく問題ありません。
ただ、ぜひお願いしたいのは、これまでの常識に囚われることなく、あくまでもご自身の直感を判断基準にしていただきたいということです。
人生の目的は「幸せになること」です。
がんであってもなくても、私たちは誰もが、幸せになるために生きています。
そして、がんであったとしても、幸せになるためにできることはたくさんありますし、幸せに生きることもできます。
本書で最もお伝えしたいのは、幸せに生きるためのがんとの向き合い方なのです。
今まさにがんと向き合っている方、そのご家族関係者の皆さまはもちろん、手に取ってくださったすべての皆さまにとって、本書での学びが病気に対する新たな捉え方や、本質的な生命観を得る、何よりも幸せに生きるための一助ともなれば、これほど幸せなことはありません。
三浦 直樹
▼もくじ
はじめに
第1章 がんをめぐる背景
・日本は世界一の「がん大国」
・がんの正体とは?
・現代医学でのがんへの対応
ちょっと脱線 その1 Dr.三浦の風変わりな子供時代
・がんは症状も治療も「百人百様」
・三大療法その? 抗がん剤
・三大療法その(2) 手術
・三大療法その(3) 放射線療法
・西洋医学的ながん治療の捉え方
ちょっと脱線 その2 Dr.三浦、クリニックを開業する
第2章 がんとの付き合い方 心と病の関係を知る
・心理的ながんとの付き合い方
・がんを告知されてからの心の動き
・ストレスと自律神経の関係
・脳の仕組みを知る
・ストレスはどこからやってくるのか?
・ストレスへの具体的な対処法
ちょっと脱線 その3 命の重みを感じる
第3章 がんとの付き合い方 生活習慣の改善
・健康法の基本
・良質な食事をとる
ちょっと脱線 その4 Dr.三浦がサプリメントに詳しい理由
・腸内環境を整える
・食事療法―食べることを控えたほうがよいもの
・食事療法―心がけること
ちょっと脱線 その5 Dr.三浦の食事療法との出逢い
・血液・リンパ液などの循環を良くする
・排泄を意識する
第4章 幸せに生きるためにがんと向き合う
・そもそもがんは敵なのか?
・幸せに生きるためにがんと向き合う
ちょっと脱線 その6 Dr.三浦が病気を問題だと思わなくなった理由
・どうして病気を治したいのか?
・私たちは幸せに生きるために生まれた
・「病気」があっても「病人」にならない
ちょっと脱線 その7 Dr.三浦、先住民族から祈りの医療を学ぶ
・大切な命をあきらめないことの大切さ
・がん・サバイバー杉浦貴之さんからの学び
・予祝思考を取り入れる
ちょっと脱線 その8 Dr.三浦、実は余命宣告中です
第5章 みうらクリニックの診察・治療法
・みうらクリニックの診察法
ちょっと脱線 その9 「良いとこ取りの総力戦」がDr.三浦のやり方
・みうらクリニックの治療法
最後の脱線 花音ちゃんの魂に恥じない生き方を
・みうらクリニックの壮大な夢
あとがき
▼まなひくらぶ 2024年4月・5月の選定書籍
https://community.camp-fire.jp/projects/view/550491
商品詳細
著者 | 三浦 直樹(みうら なおき) |
---|---|
発売日 | 2024/5/10 |
サイズ | 単行本(ソフトカバー) 四六判 |
ページ数 | 240頁 |
ISBNコード | 978-4-434-33980-6 |
レビュー
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